このシリーズでは2024年に中国で大ヒットしたドラマ「繁花」のあらすじを紹介して参ります。今回は第15話の解説です!
第15話では汪小姐が倉庫で仕事をがんばる!それを魏总が応援する!そして阿宝のビジネスがピンチ!という回です(雑やな笑)
第15話あらすじ解説
第15話 登場人物
役名 | 役者 | 補足 |
阿宝(宝总) | 胡歌 | 経済発展の波に乗り成り上がったビジネスマン |
爷叔 | 游本昌 | 阿宝のビジネスの師匠 |
玲子 | 马伊琍 | レストラン夜东京の女主人。阿宝と共同経営している。銭ゲバ |
汪小姐 | 唐嫣 | 外贸总公司のスタッフ。阿宝のビジネスパートナー |
李李 | 辛芷蕾 | レストラン至真园の女主人 |
范总 | 董勇 | アパレルメーカー三羊の社長 |
陶陶 | 陈龙 | 阿宝の親友。魚の卸屋 |
葛老师 | 陈国庆 | 玲子,陶陶たちの近隣住民、家主。本職は弁護士(?) |
菱红 | Papi酱 | 玲子,陶陶たちの近隣住民。アクセサリショップを営む |
魏总 | 郑恺 | 毛皮商人 |
梅萍 | 王菊 | 外贸公司での汪小姐の同僚・友人。密かな野心家 |
范师傅 | 范志毅 | 外贸公司の工場長 |
あらすじ
外贸公司で范师傅はわざと汪小姐にハードな任務を与える。どうせ出来ないだろうと高を括り、翌朝までに倉庫を片付けるよう言いつけるのだ。汪小姐はガッツを発揮、見事に片付ける。これを機に范师傅は汪小姐を見直すのだ。そして范师傅は自分の憧れのサッカー選手・范志毅が汪小姐の近くに住んでいた事を知り汪小姐に取り入ろうとする。実はこの范师傅、范志毅ご本人が演じており笑えるシーンなのだ。范师傅は汪小姐に重要顧客の貨物の出荷手配を一任する。重要顧客とは貂兄(ミンクの毛皮の兄貴)、つまり魏总であった。吹き出す汪小姐…
その魏总だが、至真园の李李たちは最近彼の様子がおかしいと感じる。以前は見栄を張って至真园で大部屋を予約していたが、最近は小さい部屋しか予約しない。この日魏总は至真园で垢抜けた梅萍に遭遇、汪小姐がすでに27号(外贸公司)にいない事を知り落胆する。魏总は挙げ句の果てには黄鱼面の味がおかしい、変わった、と言い出す。しかし変わったのは魏总本人の心境なのだ…そう、汪小姐がいなくなった事が影響しているのだ。
翌日魏总は外贸公司の倉庫に貨物を引き取りに来る。この際皆にKFCを振る舞うが、汪小姐は相手にしない。ところが魏总が、汪小姐は潔白だと言うと汪小姐は感動してウルッと来るのであった。その日、魏总は汪小姐が大雨の中身を粉にして働いているのを見て汪小姐への思いを一層強くする。この日以降、魏总は時間を見つけては倉庫へ汪小姐の応援に来るが、汪小姐には見向きもされない…魏总、いいヤツなんだがほんとに笑える…。
汪小姐が倉庫に左遷されたあと、外贸公司では梅萍が范总の担当となった。梅萍は范总に、輸出割当は自分が持っている、よって皆私と協業すべき、と言う。そして阿宝との関係を取り持って欲しいと范总に言う。范总はたくましく見違えた梅萍に驚く。范总は阿宝に、ビジネスはビジネスとして割り切って梅萍と協業できないか打診する。阿宝はあくまで頑なで、三羊ブランドの取引をする際は汪小姐を通すことが唯一の条件だ、と譲らない。そしてそれが叶わないなら第二、第三出荷分の代理店権は諦める、と宣言する。そして今後汪小姐が助けが必要な時はサポートしてあげて、と范总に頼む。范总はこれに真摯に受ける。
阿宝が三羊シャツの代理権を放棄したと聞き、爷叔は怒る。阿宝は麻总のシャツを代わりに売りまくると言うが、頼みの沪联商厦の徐总が異動になってしまい、後任の吴总には地方店舗でしか扱えない、と断られる。麻总のシャツを南京东路で上海随一のブランドに仕立てたい阿宝は沪联商厦との取引は諦める。
阿宝と沪联商厦の取引がご破算になったニュースは瞬く間に広がり、麻总が阿宝に問い詰めに来る。もし阿宝が南京东路で麻总のアパレルを売れない場合には、阿宝を徹底して追い詰める、と迫る。阿宝はまず前金で50%もの現金を払うことで麻总を納得させる。
爷叔は前金を払うことに強く反対、阿宝は沪联商厦の代わりに南京东路で服を専門に扱う服饰公司との協業に動く。服饰公司は売上規模は小さいものの、他の大手百貨店と比べ協業しやすいと阿宝は踏む。服饰公司の蔡总と面会した阿宝は、蔡总が上場したがっていることを知る。蔡总は上場にあたりコンサルタントを雇いたい、そのために麒麟会の巫医生及び阿宝と協業したいと言う。義理を果たすため阿宝は麒麟会へ行くが、案の定断られてしまう。
状況を挽回する策として、阿宝は香港にいる服饰公司の最初の株主との協業を爷叔に提案する。华亭伊势丹のように、株式上場および海外ブランドとの協業にこの業界の未来があると阿宝は信じており、香港のブランドと麻总のアパレルをコラボさせ、それを服饰公司で売ろうという目論見だ。このあたり、話の展開が少々取っ散らかっている感はある(汗)
香港へ行く前に、阿宝は夜东京を整理しようと考える。玲子はその後行方知らずで、仲間内で盛大に喧嘩した後、もう閉めるべきだと思っているのだ。阿宝は夜东京に陶陶を呼び、二人で酒を飲みながら昔の夜东京を懐かしむ。玲子は当初、夜东京に毎日友達がご飯を食べに来て、私たちの友情がずっと続くような、そんな事を願っていると言っていたのだ…
翌日、阿宝は夜东京に葛老师、菱红、陶陶たちを集め夜东京の閉店を告げるが、皆の大反対に遭う。阿宝は元々、日本で玲子に助けてもらったお礼に夜东京を開いたのだ、玲子がいないなら夜东京を営業する意味がない、また店をいつまでも臨時休業のままにしておけない、と釈明する。葛老师たちは阿宝に大反対、玲子はきっと戻ってくる、葛老师はそれまで家賃は要らない、菱红や陶陶も自分たちが代わりに店を切り盛りする、と。その勢いに阿宝はいったん閉店を取り下げざるを得なくなる。実は阿宝は裏で陶陶と示し合わせており、一同を奮い立たせていた模様。
阿宝が和平饭店に戻ると、爷叔に阿宝はずっと汪小姐に振り回されているな、と言う。阿宝が玲子と知り合ったのも汪小姐が起こした問題によるもの、今回の大喧嘩も汪小姐に絡んだものなのだ。1988年当初、為替レートの変動で工業用刺繍機の価格が上がることを心配した汪小姐は複数の日本の商社から相見積もりを取る。これが実は日本商社の商慣習に触れ、どの商社からも刺繍機の販売を断られてしまうのだ。この状況を挽回すべく、阿宝は日本へ飛ぶ。
阿宝は日本に来るが、商社を説得する成果を上げられないままビザの失効があと一日と迫る。最後の切り札で、阿宝は「山本先生」を頼る。1987年、阿宝と陶陶は急性A型肝炎にかかり二人揃って入院していた。その時在庫が逼迫していた漢方薬の「板蓝根」を阿宝は手に入れ、入院患者たちに配って回った。そこに居合わせたのが同じく入院していた日系企業のビジネスマン・山本部長だったのだ。恩義に感じた山本は阿宝に名刺を渡し、仕事で日本に来ることがあれば連絡するように阿宝へ伝えるのであった。
第16話へ続く!
本記事はhttps://tvmao.com/drama/YG0jXGVl を参考にしています
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