「繁花」ドラマ解説 第22話 (ネタバレ有り！)

このシリーズでは2024年に中国で大ヒットしたドラマ「繁花」のあらすじを紹介して参ります。今回は第22話の解説です！

第22話では夜东京がいよいよ新装オープンする！そして拘留された李李と至真园がピンチに、乗り切れるのか？

第22話あらすじ解説

强总は株価操作の疑いで公安局に連行され取り調べのため拘留される。

夜东京の新装開店初日、みなの心配をよそに新旧の客が続々と到着、なかには銀座のクラブ理恵のママさんまで。玲子は最高の滑り出しを切る。二階の特別席を予約していた强总は19時になっても現れず、玲子は席をリリースする。陶陶の友人が食事をしに来るが、玲子は予約を入れていなかった事を理由にお断りする。陶陶は憤慨するが、玲子は友人・株主と言えどルールは守ってもらう、と非常にビジネスライクに対応する。

この三日前、実は玲子は阿宝にも招待状を送っていたのだが、結局阿宝は現れなかった。

强总は自分が株価操作に関わった事には否定を続け、尋問を隣室で取り調べを受けている李李ものらりくらりと質問をかわし続ける。二人が拘留され24時間が経とうとしていた。

爷叔は阿宝に、瀛洲事业の株は全て売却し、面倒に巻き込まれないようアドバイスする。阿宝は李李の身を案じ各方面に探りを入れる。

二日目の朝、玲子は昨夜来店してくれたお客さんへのお礼状を出すために店に来ると、ちょうど菱红が店じまいして旅立とうとするところであった。玲子が宝总から独立して夜东京をオープンした事、玲子の「もう後戻りはできない」という言葉を受け、菱红も心機一転北京でビジネスをする事にしたのであった。普段は凛としている玲子も菱红の旅立ちに感極まり、そして菱红は前を向いて贤进路を去る、美しい場面である。

李李が拘留された後、至真园では潘经理、敏敏が必死に店の切り盛りをしていた。金美琳は李李の拘留をあげつらい敏敏たちに罵詈雑言を吐く。当日、至真园では給与支払い日なのだが老板の李李がおらず従業員に支払う金が無く、従業員たちは潘经理に詰め寄り場は騒然となる。そこへ阿宝が登場、一階のオープンスペースに座り食事を注文する。阿宝の登場で従業員たちは少し落ち着くのであった。

一方警察署では强总、李李たちへの取り調べが続く。警察は强总に以前深圳で起きた蓝田事件の事を持ち出すが、强总は蓝田事件は民事案件で決着済みだ、と返す。警察は李李が蓝田事件に関わっていたのか尋ねるが、强总は当時は知り合いでは無かった、と答える。そして当時のパートナー・陈珍の所在についても知らない、と。時を同じく李李も陈珍を知っているか問われるが、知らないと答える。ここでA先生から偽の身分証を李李が受け取る過去の回想シーンが流れ、李李は実は陈珍が身を偽っているという事が視聴者に伝わる。取り調べは続くが、最終的に强总は証拠不十分で釈放される(どう警察の尋問をかわし切ったのかは描かれておらず、若干の唐突感あり)。

至真园では従業員たちがいよいよ収まりがつかない状態になる。もう限界、というところで阿宝の元に李李から電話が入る。そう、李李もやっと釈放されたのだ。至真园に戻ってきた李李に、阿宝は先日の株取引きの李李の取り分を現金で渡す。一気にキャッシュが潤った李李は従業員たちに通常の給与に加えボーナスも支給し苦労をねぎらう。

强总は釈放されたその足で夜东京へ向かうが、既に店は閉店後であった。强总はまた席を予約しようとし、翌日部下に予約金を持って来させることを玲子に約束する。そして調子の悪い湯沸かし器を自ら修理するのであった。

阿宝は李李の仕事が終わるのを待ち、食事に誘うが李李はとにかく疲れたため家に帰りたいと言う。阿宝は李李を車で送るが、李李は疲労のため車内で寝てしまう。李李がとても色っぽく描かれるシーンだ。

翌日、强总は夜东京に予約金に加え、最新の湯沸かし器と食洗器を贈る。葛老师は自分は部屋を格安で貸し出しているのに感謝もされない、と不満をこぼす。

その頃玲子は汪小姐の開業を祝して汪小姐を訪ねる。そして汪小姐が外贸公司をやめる事になった責任は自分にある、今後は最大限サポートさせて欲しい、と申し出、汪小姐は胸が熱くなるのであった。

第23話へ続く！