この記事では2024年に中国で大ヒットしたドラマ「繁花」のあらすじを紹介して参ります。今回は第7話の解説です!
第7話あらすじ解説
第7話 登場人物
役名 | 役者 | 補足 |
阿宝(宝总) | 胡歌 | 経済発展の波に乗り成り上がったビジネスマン |
爷叔 | 游本昌 | 阿宝のビジネスの師匠 |
玲子 | 马伊琍 | レストラン夜东京の女主人。阿宝と共同経営している。銭ゲバ |
汪小姐 | 唐嫣 | 外贸总公司のスタッフ。阿宝のビジネスパートナー |
范总 | 董勇 | 杭州の紡績商 |
李李 | 辛芷蕾 | レストラン至真园の女主人 |
魏总 | 郑恺 | 毛皮商人 |
菱红 | Papiちゃん | 玲子,陶陶たちの近隣住民。アクセサリショップを営む |
陶陶 | 陈龙 | 阿宝の親友。魚の卸屋 |
卢美琳 | 范湉湉 | レストラン金美林の女主人。ジャイアンみたいな強烈キャラ |
金老板 | 戴军 | 金美林の老板、卢美琳の夫 |
小江西 | 王乙 | 金美林の従業員。野心家 |
敏敏 | 李玲 | 至真园の従業員。小江西の姉貴分 |
露丝 | 张羽霖 | 红鹭酒家の従業員。敏敏の友人 |
あらすじ
1993年12月、新聞に二つのニュースが載る。一つは三羊ブランドのポロシャツがバカ売れしている事、もう一つは上海株式指数が初めて1558を超えた事だ。范总はシャツの売れ行きに大喜び、そして玲子は阿宝が夜东京に置いたポロシャツをこっそり売り払い大金を手にする。阿宝にバレないよう、箱にシーツを入れる。
黄河路も活況を呈しており、儲かった金美林の老板は従業員を集め、自分の事を「宝贝(ベイビー)」と呼んだ従業員に妻(卢美琳)の金のネックレスと指輪をあげる、という悪趣味なゲームを始める。従業員たちは老板の事を宝贝などと呼ぶ事をためらうが、静まった中、小江西が宝贝と呼び、老板は小江西にアクセサリを渡す。ちょうどそこへ卢美琳が帰ってきて小江西にアクセサリを返すよう要求するが、小江西は固辞、店を辞めてしまう。小江西は友人である敏敏を頼り至真园で働きたいと李李に申し出るが、李李は厄介事を避けるため拒絶してしまう。
毎日三羊のシャツは飛ぶように売れ、沪联商厦の张总は販売コーナーを6つ追加する。范总は成功を祝うため至真园で宴会を企画する。李李は一番良い部屋を2つも割り当ててあげる。
陶陶は玲子からポロシャツを仕入れ、売りさばく。喜んで阿宝に報告、この時初めて阿宝は玲子が夜东京に置いていたシャツを売りさばいていた事を知るのだ。阿宝が夜东京に置いていたシャツは、実は阿宝がどこかで手に入れた偽物だったのだ(流通しないよう夜东京に隠していた)。阿宝は玲子に勝手に売ったこと、大量の偽物が流通してしまい大問題になることを非難する。玲子は阿宝が自分に偽物の事を言わなかったからだ、自分は被害者だ、と開き直る(とんでもない理論…汗)。阿宝は玲子に売りさばいたシャツを回収するように言う。玲子は阿宝が金を出して買い取るべき、などとゴネるが最終的に玲子が回収する事となる。
范总かが至真园で開いた宴には上海ビジネス界の面々が来訪、范总の虚栄心は大いに満たされるのであった。しかし阿宝が諸事情で来られないのを知ると范总は残念がる。客で賑わう至真园を見て、競合する金美林の女主人・卢美琳は憎々しく思う。そう、黄河路での競争は熾烈なのである。
阿宝はこの頃、红鹭酒家で麻总と面会していた。阿宝は挖地三尺(しらみ潰しに調査)して、麻总が三羊ポロシャツの偽物を作っている事を把握していたのだ。阿宝は麻总に10万着の偽物を販売してあげると提案、鉄基金に30万元を提示する。そして麻总の浙江省诸暨にある工場に検品に行くことを提案するのだ。果たして阿宝の意図とは…?
その頃至真园には魏总が子分を引き連れて訪れていた。個室を予約していなかった魏总だが、本人が来店したら譲るという条件で汪小姐が予約していた部屋に横入りする。阿宝が干炒牛河を頼んで名を馳せた事を受け、魏总は自分のシグネチャーディッシュは黄鱼捞面だと言い部下一堂に振る舞う。そこへ汪小姐が到着、汪小姐は魏总に黄鱼捞面を頼んで阿宝にでもなったつもり?などと魏总を野次りながら部屋から追い出す。
红鹭酒家では麻总が阿宝に20万着を販売する事、そして诸暨の工場視察をする事を提案、阿宝はこれに同意する。
その時至真园では突然停電が起き、一館まるごとブラックアウトする。魏总は停電の混乱で汪小姐に黄鱼捞面のスープをかけてしまい、汪小姐に平手打ちを食らう。レストランの外に出た汪小姐は、阿宝からもらった真珠のイヤリングが無くなっていることに気付く。居合わせた阿宝は汪小姐にあんな安物のイヤリングを捜す必要は無いと言うが、汪小姐は玲子から26,000元もしたと聞いたと言う。会社にそんな高額な贈答品の受領(賄賂)を報告するのが嫌で、汪小姐はクルマの購入資金を充てて玲子に26,000元を支払い済みだと言う(自分で購入した事にすれば贈答品の受領には当たらない)。唖然とする阿宝。この後イヤリングは無事に発見される。
レストランが混乱する中李李は原因の特定を部下に指示し、その日採用を断った小江西が電源線を切った事を突き止める。李李は小江西に、誰が黒幕なのか10分以内に白状すること、さもなくば警察に突き出すと迫る。至真园には警察が到着、店の前には小江西,李李,卢美琳たち黄河路のレストラン関係者が集まり、みな小江西が黒幕が誰か白状するのか見守る。敏敏は小江西に、どうせ卢美琳があなたにやらせたのでしょと言うが、結局小江西は一人でやったことだと主張、連行される。心配そうに見送る卢美琳。。
李李は潘经理に、その日阿宝が红鹭酒家で誰と面会していたのか情報を探ろうとする。红鹭は通りのタバコ屋・景秀から情報を買うことにする。その週、阿宝は红鹭酒家と至真园にしか行っていない事を把握。また以前、至真园が来てから売り上げが下がった店はどこか、もし至真园が閉店したら喜ぶのはどの店か、阿宝が景秀に訪ねていた事を知る。景秀に言わせると、黄河路の全ての店が至真园の開店に割を食っているとの事。つまり通り中の店から恨まれているという事だ。この後李李は阿宝が来店時、厨房で何を探っていたのか改めて振り返り、阿宝と料理長がタバコをやり取りする場面を脳裏に思い出す。果たしてこのシーンが意味することは?
阿宝は玲子が汪小姐にイヤリングの価格を偽ったことを非難するため、夜东京に到着。阿宝が玲子に問い詰めると玲子は開き直り、汪小姐がアクセサリ屋の菱红に価格を問い合わせた際に26,000元と答えており、玲子は口裏を合わせたこと、何より阿宝の高額な贈り物をあげたという面子を立ててやった、と言い返す。また玲子は昔阿宝に恨みを持つ女性から切り付けられた事を持ち出し、店の改修費用をねだる。阿宝は10万元をサポートする事を約束。玲子は汪小姐からもらった26,000元を算入し、あと74,000元ね、と念押しする。
そこに陶陶が登場、陶陶はその日深夜2時まで小阿姨と麻雀をやっており、そのまま家に帰るとまずいので阿宝の和平饭店に泊めてもらい後で阿宝から嫁さんに連絡を入れてくれ、とお願いする。阿宝は翌日出張のため対応しかねると言う。陶陶いわく、その日黄腾(黄河路のレストラン)の女主人が店にやってきて、ロブスターをありったけ買っていった事、また至真园が買い付けに来ても売らないように買収されたことを話す。陶陶は、よそからやってきた李李が至真园を続けるのは難しい、早々に閉店に追い込まれるのでは、と見立てている。阿宝は黄河路の面々(金美林,黄腾ら)が黄河路を思い通りにしているのは良くないと考えている。
~第7話終り~
本記事はhttps://tvmao.com/drama/YG0jXGVl を参考にしています
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