Wallyです、こんにちは。今回は営業案件を獲りに行く時の会話を例題に、ビジネスの現場で使える実践的な慣用句、スラングをご紹介します。
早速ですが、下記 会話文をご覧ください。新規顧客に、当社の製品を採用してもらえないか営業と本部で相談しているという想定です。様々なシーンで使えるビジネス英語の慣用句をてんこ盛りにしてみました。
Neil : Hey Wally, I think the deal with the customer will be a long shot.
Wally : Well, we have nothing to lose so let’s take a shot! Who’s the incumbent there?
Neil : Company A is. The customer says they like our new product, but they are still on the fence.
Wally : Hmm what’s their sticking point?
Neil : They have a long relationship which goes back for ten years. I think we need to be really aggressive to flip them over to us.
Wally : OK, let’s go for it! Let’s offer free three years warranty.
Neil : Three years for free!? Wow, that’s a smoking hot deal!
The next day…
Neil : Hey, guess what, we’ve won the deal! The customer is buying 35 units of the new product! They want the delivery next week.
Wally : 35 units!? Oh no, we don’t have that many inventory. Can we stagger the delivery?
Neil : No, they don’t accept partial deliveries.
Wally : OK, let me work this out with our factory guys. What’s the drop dead delivery date for the order?
Wally:僕らとしては失うものも無いし、やるだけやってみよう!今採用されているブランドは何?
Neil:A社だよ。お客さんはうちの商品良いと言ってくれているけど、決めかねている模様。
Wally:う~ん、何で決めかねているのかな?
Neil:お客さんとA社、10年にも及ぶ関係があるとかで。うちに乗り換えてもらうには、相当アグレッシブなオファーしないと厳しいよ。
Wally:分かった、やってみよう!3年保証をタダでつけちゃおう。
Neil:3年分タダ!?それはスゲー!
翌日...
Neil:じゃじゃーん、案件獲れたよ!お客さん、新商品を35台買ってくれる事になった。来週納品して欲しいって。
Wally:35台も!?やべ、そんなに在庫ないよ。納品時期をずらして分納できないの?
Neil:ダメだよ、分納は認めないって。
Wally:分かった、工場の連中に掛け合ってみるよ。納品の本当のタイムリミットはいつ?
こんな風に簡単に条件緩くしたら、本当は足元見られて良くないですよね^^
さて、この会話文に登場したキーフレーズを解説します。
a long shot
意味:勝ち目のない案件
take a shot
意味:やるだけやってみる
on the fence
意味:どちらか決めかねている状況
sticking point
意味:物事の進捗への障害
incumbent
意味:現職の (例:the incumbent head coach) ⇒ ビジネスにおいては、現在採用されているブランド、といった意味にもなる
Relationship
意味:対人関係、お客様との付き合い
アメリカでのビジネスはクールでドライ、という印象がありましたが、実際に現地で仕事をするとRelationship(人間関係)で物事が動く場面に何度も遭遇しました。お客様とも長年にわたる関係を築きたいものですね。
Smoking hot deal
意味:出血大サービス。とてもアグレッシブで魅力的なオファー
Hey, guess what?
意味:「何だと思う?じゃじゃーん!」といった呼びかけ
Stagger
意味:時期などをバラけさせる事
Work this out
意味:何とかこなす事。実現方法を模索する事。
Drop dead deadline
意味:これ以上は待てない本当の締切の事。
いかがでしたか?今回ご紹介したフレーズは、営業の現場にて様々なケースで応用できるものとなりますので、一度使って頂ければと思います。
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