華氏から摂氏への簡単かつ正確な変換方法

thermometer ライフハック
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Wallyです、こんにちは。以前の記事で、インチやフィートをセンチやメートルに換算する方法をご紹介しましたが、今回は温度についてのTipsです。

アメリカでは温度の単位としてdegree Fahrenheit(華氏)が採用されており、日本で採用されているdegree Celsius(摂氏)と大きく異なる数字感に戸惑う人も多いと思います。

摂氏は水が凍る温度を0度、気化する温度を100度とし、それを基準に目盛りが100等分されており直感的に分かりやすいというか、キリが良いように思います。一方、華氏の場合は氷点が32度、沸点が212度となっており、氷点と沸点の間が180の目盛りに刻まれています(212-32)。よって、アメリカの天気予報でToday’s temperature is 64 degrees なんて聞く事になるのですが、ちょっとピンと来ないですよね。

温度計

そこで今回は、華氏を簡単に摂氏に換算する方法をご紹介します。

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正確な換算方法

 

簡単な換算方法をご紹介する前に、まずは正確な換算方法をおさらいしましょう。

 

華氏を摂氏に換算するには、起点を摂氏の0度に合わせるため、まず華氏から32度引きます。

次に、華氏の1度は摂氏の1.8倍に相当する※ため、最初に求めた数字を1.8で割ると、摂氏になります。

※華氏は氷点~沸点が180度 vs 摂氏は100度 → 180÷100=1.8倍

 

計算式: C(摂氏)=(F(華氏)-32)/1.8

 

例えば華氏64度は、(64-32)/1.8=摂氏17.8度 となります。

-459.67 -273.15
-50 -45.6
-40 -40.0
-30 -34.4
-20 -28.9
-10 -23.3
0 -17.8
10 -12.2
20 -6.7
30 -1.1
32 0.0
40 4.4
50 10.0
60 15.6
70 21.1
80 26.7
90 32.2
100 37.8
110 43.3
120 48.9
212 100.0

 

大まかな換算方法

とは言え、暗算で32引いて1.8で割るのも大変ですよね。少なくとも僕はそんなに暗算が得意ではありません。そこでご紹介するQuick and dirty way (やっつけ概算方法)は、華氏からざっくり30引いて、2で割ってしまう、です。

 

C(概算)=(F-30)/2

 

華氏64度だと、(64-30)/2=18度 です。

 

正確には17.8度ですが、ほぼ正確ですね!

 

更に精度を高める概算方法

 

ここまでは良く知られている概算方法ですが、実はこの方法だと、温度が高く(低く)なると、華氏50度を起点にどんどん誤差が広がってしまいます。

 

華氏マイナス30度=摂氏マイナス34.4度  概算:摂氏マイナス30度  誤差:4.4度

華氏50度=摂氏10度 概算:摂氏10度  誤差:0度

華氏80度=摂氏26.7度 概算:25度   誤差:1.7度

華氏120度=摂氏48.9度 概算:45度  誤差:3.9度

 

チャートで表すと誤差が広がっていく様がよく分かります。

摂氏から華氏への換算 概算3

この誤差を簡単に補正する計算方法がこちらです。

 

「概算で算出した摂氏の、十の位から1を引いた数を足す」

 

例:華氏90度の摂氏(概算) = (90-30)/2=30度

補正値:30の十の位である3から1を引いた数=2度

30+2=32度

華氏90度の正確な摂氏は32.2度なので、ほぼ補正された事が分かります。

 

他の例

華氏80度=摂氏26.7度 概算:25度+(2-1)=26度   誤差:0.7度

華氏120度=摂氏48.9度 概算:45度+(4-1)=48度   誤差:0.9度

 

尚、氷点下の場合にはこの方式は当てはまりませんので御注意ください。

 

補正後のチャート

摂氏から華氏への換算 補正後3

温度のこぼれ話

ちなみに、華氏と摂氏が唯一同じ数値になる温度は、氷点下40度となります(華氏マイナス40度=摂氏マイナス40度)。普段の生活では関係なさそうな気温ですが、カナダの友人が冬はマイナス40度まで下がると言っていました^^;

 

この記事の英語版

アメリカ人の読者に向けて、この記事の英語版も書きました。ご興味のある方はこちらの記事をどうぞ!

コメント

  1. […] ack tips to Japanese readers. This article is an English translation of the original “How to convert Fahrenheit to Celsius quickly AND accurately” written in Japanese. If you are ever interested in the Japanese article, please visit here! […]