きょう日どこの職場でも保安上の理由や個人情報保護のためセキュリティが高まっているかと思います。僕がアメリカで働いていた職場でもオフィスに入る際には従業員カードをドアにかざしてロックを解除する仕組みとなっていました。
が、ある日カードを自分の机に置いたままフロアを出てしまい 中に入れないという状況に…。
すると顔見知りのガードマンが「Wally, I will buzz you in」と言ってロックを解除してくれました。
Buzzとは本来 虫の羽音(名詞)や、羽音を立てる(動詞)、といった意味ですが、ここでは「ロックを(遠隔地から)解除して人を建物や部屋の中に入れる」
という意味の動詞で使われています。
人をBuzzして中に入れる、というのも面白い表現ですが、本来ブザーが鳴っている間だけ鍵が解除されるというロックシステムから来ているものと考えます。このタイプのロックはアパートの入り口でよく見かけますが、音が鳴らないタイプでもBuzz somebody inという表現が使われるようですね。
ちなみにアパートやビルのセキュリティロックにかざして解錠するためのキーはfobと呼ばれています。またクルマのキーレスエントリーキー(ややこしい^^;)もkey fobと言います。元々は懐中時計のチェーンについていた飾りやキーホルダーを指す言葉だったものが、テクノロジーの発展と共にその意味を拡げたようです。
Buzzの他の口語的用法としては、Give someone a buzzという表現も合わせて覚えておくと良いでしょう。こちらは、誰かに電話する、連絡するという意味になります。
まとめ
Buzz someone in
意味:ロックを遠隔解除して人を建物や部屋の中に入れること
例文:My fob is not working. Can you buzz me in?
意訳:鍵が利かないみたい。ロック解除して中に入れてくれない?
Give someone a buzz
意味:誰かに電話したり連絡すること
例文:Give me a buzz when you find out about the plan.
意訳:計画が分かったら連絡ちょうだい
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