仕事の80%ルール:micromanagement 意味

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今日はスラングではなく、アメリカ人と日本人の仕事のスタイルの違いに触れたいと思います。あくまで僕が勤めていたアメリカの職場での限られた体験に基づくものなので、みなさまのお勤め先ではまた違ったスタイルがあるかも知れないこと、ご了承下さい。

 

僕がアメリカに赴任してまず感じたのは、仕事のプロセスに求める完成度の違いです。日本では意識している・いないに関わらず、業務上のプロセスに完璧さを求めながら進めている人が実は多いと感じています。たとえば資料のフォントをきっちり揃えたり、何かの判断を下す際の半ば石橋を叩いて渡るような情報収集まで、日本の組織では「検討すること」やプロセスをかなり重視していると思います。

 

一方アメリカでは「8割方」できていたらそれで物事をどんどん前に進めてるように感じています。結果、日本にいる時よりも仕事のペースが早いです(結果の良し悪しはあれ)。朝早く出社して早く帰宅する、という家族優先のライフスタイルを実現するためなのでしょうか。もちろん私が所属していたのは営業部門であって、金融やエンジニアリング部門だとまた異なったスタイルがあるかも知れません。

 

初めはアメリカ人の良く言えばスピード感あふれる、悪く言えば半分適当な仕事に進め方に強いストレスを感じていました。業務に細かさを求め過ぎたりするとmicromanageしている、と総スカン(アメリカ人でもmicromanageするマネージャーはいますが、総じてチームメンバーからは不評です)。

 

またデータ分析、データの裏付けにこだわりすぎるとanalysis paralysis(分析しすぎにより本来の目的を見失ったり、機能不全に陥る事)だ、と突っ込まれたり。そのうち考え方・文化スタイルの違いなんだ、と理解し、違いを踏まえた上で接することでストレスもだいぶ減らすことができました。

みなさまの職場ではいかがでしょうか?

 

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まとめ

Micromanage

マネージャーがチームの一挙手一投足まで管理しようとする事。総じて煙たがられます。

 

Analysis paralysis

分析のし過ぎで本来の目的を見失ったり、思考停止に陥る事。

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