アメリカの度量衡　簡単な覚え方：長さ編

こんにちは、このシリーズではアメリカで使われている度量衡、つまり様々な測量の単位の簡単な覚え方をご紹介します。

 

日本や欧州ではメートル、キログラム、リットル、摂氏、といったメートル法や摂氏が採用されているのに対し、アメリカはフィート、ポンド、ガロン、華氏、と単位がことごとく異なります。

 

アメリカで生活している方、アメリカとビジネスをしている方にとって　アメリカの度量衡を理解するのは必須と言えるでしょう。

 

一見ややこしいアメリカの度量衡ですが、簡単な覚え方、おおよその感覚のつかみ方をご紹介します。特に由来と一緒に覚えておくとイメージを持ちやすいですよ！

第一回目は長さの単位です。

 

Inch インチからセンチへ換算

略称：in

記号：”

1インチ=2.54センチ

由来：親指の幅より

 

1センチの約2.5倍です。

正確には2.54倍ですが、大体のイメージを持つには2.5を覚えておけばOK！

 

暗算でセンチからインチに戻す場合は、2と3で割って、その中間を求めるのが良いでしょう。

 

例題：30センチは何インチ？

30/2=15

30/3=10

15と10の間で、ざっくり12.5センチ

(正確には11.8cmです)

 

Feet フィート(単数系：フット)からセンチへの換算

略称：ft

記号：’

由来：足の大きさ

 

1フィート=12インチ

1フィート=30.48センチ

 

1フィート＝ほぼ30センチです

センチへの換算だけでなく、インチとの関係も覚えましょう。1フィートはきっちり12インチとなります。

 

自分の身長をフィートとインチで言えるようにしておくと便利です。

 

例：170cmは何フィート？

　　170/30=5フィート余り20センチ

　　20センチ=8インチ

　　よって5’8″ (読み方：five feet and eight)

 

上空1万フィートって良く聞きますが、こちらは上空3kmとなります。

 

しかし30cmの足って相当デカイですね

 

Yard ヤードからメートルへの換算

略称：yd

由来：諸説有り

 

ゴルフをされる方、アメフトが好きな方にはなじみの深い単位ですね。

 

1ヤード=3フィート

1ヤード=0.9144m

 

となります。1ヤード=約0.9mと、1メートルにちょっと足りないイメージです。

 

Mile マイルからキロへの換算

由来：2歩分を意味するパッススx1000 (millle：ラテン語で千)

略称：miもしくはm

 

マイルはインチ、フィート、ヤードとキリの良い相関はなく、昔ローマにあったとされる一里塚から来ています。

 

1mil=63,360インチ、5,280フィート、1,760ヤード

1mil=1.609km

 

昔は1マイル=5,000フィートと区切りが良かった時代もあったそうです。

1マイル=1.6km、でイメージを掴むのが分かりやすいと思います。

 

6マイルで大体10kmです。

 

アメリカでクルマを運転する際も、スピードの単位はマイル表記なので注意です。

 

60mph=時速97km

 

まとめ　図解つき！

 

以上、米国慣用単位のメートル換算を解説しましたが、視覚的にまとめてました。これで大体の相関関係をつかんで頂ければ！

米国慣用単位→メートル法換算図