「繁花」ドラマ解説 第9話 (ネタバレ有り!)

繁花 ドラマ
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このシリーズでは2024年に中国で大ヒットしたドラマ「繁花」のあらすじを紹介して参ります。今回は第9話の解説です!

9話では阿宝と汪小姐の過去のエピソードが紹介され、そして至真园と黄河路の女主人たちの意地の対決が始まる!

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第9話あらすじ解説

第9話 登場人物

役名 役者 補足
阿宝(宝总) 胡歌 経済発展の波に乗り成り上がったビジネスマン
爷叔 游本昌 阿宝のビジネスの師匠
玲子 马伊琍 レストラン夜东京の女主人。阿宝と共同経営している。銭ゲバ
汪小姐 唐嫣 外贸总公司のスタッフ。阿宝のビジネスパートナー
小宁波 喻恩泰 阿宝の仲間
李李 辛芷蕾 レストラン至真园の女主人
陶陶 陈龙 阿宝の親友。魚の卸屋
卢美琳 范湉湉 レストラン金美林の女主人。ジャイアンみたいな強烈キャラ
敏敏 李玲 至真园の従業員。小江西の姉貴分

あらすじ

1988年、阿宝は香港の兄から初めての海外向けトライアルオーダーを受ける。当時、海外貿易は開放されておらず外贸公司の承認を得る必要があった。第8話の続きで、商売に行き詰まった紡績商・小宁波との協業をすべく、阿宝は河に飛び込んだ小宁波を助けに入る。ところが逆に阿宝が溺れてしまい、小宁波に助けられる。阿宝は小宁波が持つ工員300人の生産キャパを活用すべく500万ドルのビジネスの協業を申し入れる。渡りに船で、小宁波も二つ返事でこれを受ける、これが阿宝と小宁波の出会いである。

二人は外贸公司へ海外貿易の許可申請に来るが、金科长には体よく断られてしまう。めげずに小宁波が廊下で大騒ぎを起こすと金科长はたまらず二人と再度面会、阿宝たちが示したビジネスプランを受け入れるのであった。

このオーダーが阿宝と汪小姐二人の初めてのビジネスとなり、阿宝はビジネス成功の記念に汪小姐を和平饭店でのニューイヤーパーティに誘う。阿宝は汪小姐にコンタクトレンズをプレゼントし、汪小姐はメガネを外し一気に垢抜ける。二人は和平饭店のテラスで未来を語り合う。阿宝はあと4年したら外贸公司の金科长は定年だ、そしたら汪小姐がきっと次の科长になれると信じている、と汪小姐を勇気づける。嬉しそうな汪小姐、BGMに流れるBeyondの「不再犹豫(もう迷わない)」と相まって胸キュンシーンである。

小宁波と協業した阿宝最初の海外案件は成功、これを端緒に阿宝は海外向けビジネスを拡大させていく。そして汪小姐との革命友情(ビジネスの戦場を共に戦い、何でも話し合える仲、と私は理解)が固まるのだ。

阿宝と汪小姐

時はまた93年頃に戻る。汪小姐が事故にあった自分のクルマを修理しようとすると、車屋からキャデラックを買えと冷やかされる。阿宝もクルマが修理不能だったら自分が新しいクルマを買ってあげると言うが、汪小姐はそんな高い贈り物はいらない、と断る。そして阿宝に、たとえキャデラックを買わなくても二人の革命友情に変わりはないよね、と念押しする。この革命友情、良い言葉だなぁ

場面は夜东京へ移り、なんと李李が夜东京にやってくる。李李がオーナーを務める至真园だが、黄河路の他の店の女主人たちから営業妨害を受け苦境に立たされ、阿宝に助けを求めに来たのだ。競合レストラン・日日鲜に引き抜かれそうになっている料理長は仕事の手を抜き始め、また魚屋の陶陶は至真园にロブスターを卸さないよう女主人たちから釘を刺されてしまい至真园は営業できない状態に陥る。阿宝は李李に出会った当初、至真园は三ヶ月しか持たない、と言ったのは「树大招风」、つまり繁盛すれば繁盛するほど敵が増える事(出る杭は打たれる)を見通していたのだ。李李は阿宝とは友人でも何でも無いが、今回助けてくれたら次はお返しする、だからサポートしてくれと頼む。阿宝はまず料理長たちは辞めさせ、日日鲜が果たして本当に雇うのかみるようアドバイスする。そして至真园はもともと広東・香港料理を訴求しているのだから、やるならもっと本格的な高級広東料理を出すべきだ、と提案。そして当日18:30までに代わりの広東料理人を手配することを約束する。李李の帰り際、玲子はお茶一杯だけで500元の請求書を渡す。女たちの間の火花が恐ろしい、、

上記のシーンで爷叔のオフィスが映るが、爷叔の机には二人の女性の写真が立てられている。昔に離婚した双子の姉妹だと思われる

黄河路では女主人たちが至真园に対する罵詈雑言を言い、至真园のピンチを楽しんでいる。当日、至真园は既に予約で一杯だ、営業できないとなると至真园の名声は地に落ちてしまう。加えて女主人たちは至真园の不幸を自ら楽しむため、わざとその日に個室の予約をする。果たして至真园はこのピンチを乗り切れるのか、、

阿宝は玲子に夜东京の協力を得られないか頼むが、玲子は断る。代わりに爷叔を頼ってはどうかと玲子は阿宝に打診する。

ちょうどその日、香港の商工会議所のマネジメント達が上海に視察に来ており、爷叔は幼馴染の会議所会長に至真园の支援を求める。マネジメント達はそれぞれ自分のシェフを連れて上海に来ており、爷叔は香港商工会議所のシェフの一団の助けを取り付けるのであった。

阿宝が香港のシェフを手配したらしいと聞き、卢美琳ら黄河路の女主人たちが夜东京へ阿宝を探しに来る。卢美琳は玲子に阿宝に連絡を取るように要求、玲子はこれを適当にあしらい、お茶代としてなんと2,000元を請求。卢美琳たちの迫力もすごいが、玲子も負けていない。ちなみにこの時の会話で、玲子は以前日本でクラブのホステスをしていたらしい事が明らかに。

爷叔は香港人シェフの丁と古くからの友人で、丁とその弟子たちが一カ月間至真园で働く事を手配済み。さすがの爷叔である。

シェフの手配は付いた、後は食材の確保だけである。阿宝は葛老师と菱红に金を渡し、食材の大王蛇を買ってくるように手配するが、玲子は阿宝が李李をサポートしていることに憤慨する。阿宝は李李をなだめるために、元々红鹭酒家で予定していた徐总との会食を夜东京で開くことにするが、玲子はそんなのはいらない、今日は閉店だ!と怒る。結局阿宝自ら料理の腕をふるい徐总との会食を準備することに、、そして大王蛇を買いに行った葛老师は蛇が怖いのでやっぱり嫌だ、と言い出す(笑えるシーン)。

至真园をやめたシェフは果たして日日鲜には雇ってもらえず、また至真园に戻ってくる。阿宝が代わりのシェフを見つけられなければ至真园は大変な事になるが、一度追い出したシェフを雇うくらいなら阿宝にかける、と李李は言う。李李の気の強さが垣間見えるシーンだ。

第10話へ続く!

本記事はhttps://tvmao.com/drama/YG0jXGVl を参考にしています

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